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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

三浦綾子『岩に立つ~ある棟梁の半生』

私の読書ノートです。2月半ばに読み終えていました。
三浦綾子『岩に立つ~ある棟梁の半生』講談社、昭和54年

「岩に立つ」

文庫にもなっているようです。
私は古本屋で取り寄せて購入しました(300円+送料160円)。
昭和54年の初版本なのに、とってもきれいでした。
(昭和54年というと、私はぴかぴかの小学1年生です!)
寝る前のベッドの中で読みましたが、たくさんのことが心に残りました。

p.18 それがまた長い小言で、牛のよだれのような長い小言と来ている。


座布団2枚ですね!
あまり小説を読まないのですが、
こういう表現に出会う楽しみが小説にはありますね。

p.28 馬鹿にされた口惜しさが、また人を馬鹿にする。いじめられたから、また人をいじめる。よくあることじゃないですか。姑にいじめられた嫁が、姑になってまた嫁いじめをする。新兵ん時殴られた辛さが、身に沁みている癖に、古兵になりゃ、また新兵を殴る。全く妙なもんですよねえ、人間という者は。


形を変えて現れる負のスパイラル現象。
被害者がいつの間にか、意識的にあるいは無意識的に加害者になっていること。
このことは、自分にも起こり得ることだと自覚する必要を感じています。

p.234 今日限りの命と思って読む聖書の言葉は、わからぬながらも、やっぱりわかるんですよ。


主人公が戦地にて、ポケットに聖書を入れて読んでいたことを述懐しています。
私もこういう思いでディボーションにて聖書を読みたいです。

p.250 私たちは、余りにも保身に巧みになり、様々なものにおもねる弱さを持っている。が、人間は何に従うべきなのか。その要をはっきりさせておくならば、その生き方は自ら定まる筈なのだ。神は正しい。神は清い。神は愛の方である。その神に従い、人を恐れないことは何よりも大事なことなのだ。そう私は思っている。


あとがきで三浦綾子さんが述べている言葉です。
このことがテーマとしてこの本の中に流れています。

表紙の裏
(初めのページに載っていた言葉。著者の直筆を印刷したのかな?)

ある意味、規格外の骨のあるクリスチャン棟梁をモデルに書かれた小説です。
時々、人の言葉や顔色を気にしてしまい、言うべき言葉をつぐんでしまい、
言わなくても良い言い訳などを保身のために言ってしまう弱い私です。

 「人を恐れると、わなに陥る、主に信頼する者は安らかである」
                        箴言29:25

読後に思い起こした聖書の言葉の1つです。



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