夢のある牧場2011-10-28 Fri 06:00
「行きたい、行きたい」と思っていたユルの牧場へ、
北海道聖会の帰りにやっと寄ることが出来ました。 この日は、あいにくの雨模様だったのですが、 穀物飼料の刈り取りの時期だったようで、 雨が降ったおかげでお交わりの時間を持つことが出来ました。 大阪時代も何度か引越しをされ、 群馬や奈良にも行かれ、最終的に千歳で牧場をもったユル一家。 その間の両親の苦労は、並々ならぬものでした。 ![]() 千歳に移り、周囲の人々からの信頼関係を築くための努力を惜しまず、 コツコツコツコツと忠実にされている一家を見て、 地元の方々も「他所者」(よそもの)扱いはされなかったようです。 事業拡大をするにあたっても、銀行は融資を惜しみませんでした。 「小事に忠実な」親子の姿を目の当たりにし、 「大事にも忠実」であると認めてくれたようです。 そのお話しを聞いて、私も嬉しくなりました。 現在の牧場の広さを、「ヘクタール」「反」「㎡」で教えてくれましたが、 「100坪」以上の土地を実感できない私は、その数字を忘れてしまいました(笑) ![]() 画像は家の周りのほんの一部だけですが、四方八方はもちろん、 他にも土地があるようです。とにかく、広いことだけは確かです! 当初は荒れ果てた牛舎で、まるでお化け屋敷のようだったとのこと。 まさに荒れ果てた地を開拓するように、牧場を運営され、 今は立派な家が建っています。 私たちが「立派な家ですね」と言うと、 お母さんは「自分のものだとは思えないんです」との返事でした。 ![]() お父さんも言葉をつなげて言われました。 「牧場も家も、神様からの預かりものです。 預かりものだから、大切に大切に管理して、引き継いでいくのです」 お母さんは、さらにしみじみとこう言われました。 「おばあちゃんが天国に行ってから、特にそういう気持ちになりました。 毎日毎日も自分のものではなく、神様のものだから、 大切に精一杯今日の日を働いています。 明日のことは、神様に任せています」 私にとって忘れられない言葉となりました。 Ⅰコリント4:2、Ⅰペテロ4:10、マタイ6:34、ルカ16:10・・・、 お父さん、お母さんの口に一言もないのに、その生活を通して、 私の頭の中に聖書の言葉が浮かんできました。 ![]() 私は、お腹がごろごろするので、北海道に来てからも牛乳を飲んでいません。 (ソフトクリームは美味しく食べていますが!) でもね、この日、ユル一家のしぼりたてのホットミルクは、 リビングにある暖炉の暖かさと共に、 身も心も魂にまでも沁み渡る美味しさでした♪ 「牧場内には放牧地があり、チーズ工房があり、教会がある。 1日中、すてきな音楽が流れ、くつろぐ人々の姿、 そよ風と青空の牧場――」 そんな親子の「夢のある牧場」が実現することを、 私も同じ北の大地で祈っています。 この日の曇り空とは裏腹に、何とも清々しいさわやかな思いで 約300キロの帰路につきました。 |
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