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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

「人生の贈り物」

東京での会議で、K先生と今道友信氏のことが話題になりました。
(会議と言っても、正式には会議の休憩中のことです)
K先生とは以前から、本の話題で盛り上がることがあります。
特にカトリックの信仰を持つ方々の本の話題が多いですね。

K先生がある文章で今道氏の「人生の贈り物」について記されていました。
その文章を読んで今道友信氏の本を読みたくなったこと、
また今道氏がそこで紹介されていたガブリエル・マルセルなる人物も、
私は初めて知ったことをお伝えしました。

そして今道氏がつい先日、天に召されたことをニュースで知り、
そのこともお伝えしたところ、K先生は驚いておられました。

するとなんと翌日、K先生がご自宅より「人生の贈り物」を持参され、
署名入りで私に「謹呈」して下さったのです!
感激と同時に、「言ってみるものだなぁ」と満面の笑みの私。

人生の贈り物

早速、帰りの飛行機の中で読み耽りました。
ところどころ、お菓子の粒みたいなものがページの間にあり、
K先生はおやつを食べながら読まれていたなぁと推測しながらも、
「子どもと大人に贈る哲学のすすめ」に夢中になりました。

旧制中学時代の今道氏のことが記されていて、
これがまた私とは全く時代が違うのに大いに共感できるのです。

感性豊かな今道少年は、ほんとによく泣くのです。
私は感性が豊かでもないのに、泣き虫少年でした。

そして今道少年が心因性の「どもり」になったところなど、
私もどもりだったので(今でも母音が出にくいことがあります)、
痛いほどにその気持ちがよく分かりました。

訓育部(生徒指導課のようなところ)の先生に素行を疑われ、
誤解された悔しさ、一方的な先生の態度、嘘つき呼ばわりされ、
しゃくり上げ涙しながら語る今道少年が目の前にいるようで、
隣の人にばれないようにハンカチで涙を拭く機上の私でした。

結局、疑いは晴れるのですが、誤解したことを謝るどころか、
残念そうな顔をする教師に、世の中の恐ろしさを痛感する今道少年。

しかしクラス担任ではない升本先生が肩を抱くようにして話すのです。

「君を信じているよ、元気を出しなさい。
 誤解した先生を恨むような狭い心になったら、君の堕落だよ。
 訓育部には取り締まりの責任があるのだ。
 君はただ間違われただけだから、何も気にすることはない。
 そんなことで君の素直な心が萎れてしまうなら、
 僕はそのことを悲しむよ」


私は升本先生の言葉を今道少年と同じく、
涙がとまらないほどの嬉しさを覚えながら聞きました。

少々ネタバレ注意感のある本の紹介ですが、
「人生最大の贈り物とは何でしょう?」、
というこの本の問いに対する答えだけは記さないでおきます。
(さだまさしも「人生の贈り物」という歌を歌っていますね)

懐かしい葉祥明さんの優しい挿絵が、
読者の感受性をいっそう著者に近づけます。

ご本を下さったK先生に感謝するのと同時に、
今道氏の他の書籍やマルセルの本にもチャレンジしたいなぁと思います。

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