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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

美しさ① 【No.146】

昨年、中小企業の倒産は、1万5千件を超え、
今年は前年を上回る勢いで倒産や廃業に追い込まれているそうです。
「100年に一度」という不況の中で、日本の全企業の99%を占め、
雇用の7割を担う中小企業・自営業者が、「がけっぷち」に追いやられているそうです。

工場

決して無茶な経営をしてきたわけではないでしょう。
親会社や取引先から不渡り手形を出されてしまい、
当然もらうべきものをもらえなくなってしまったこともあるでしょう。

従業員とその家族のことを思い、自らの給料を削ってまで、
従業員の給料を支払ってきた町工場の経営者もいるでしょう。
工期が遅れないようにと休みの日も出社し、
工場に泊まり込んで溶接の火花を散らしていたこともあるでしょう。

先代から引き継いだ工場を、
自分の代で閉めなければならなくなったとしたなら、
今まで何十年と自分の人生の大半をかけてきたその労苦が、
何の形も残らないものになっていくとしたなら、
その絶望感というものは、言葉にもできないものだと思うのです。

それでも、どうしても閉じなくてはならなくなった会社、
会社をたたむということが最後の仕事になってしまう経営者、
それはどんなに悔しい思いなのだろうかと想像するのです。

工場②

しかし、出来るだけ同業者に迷惑をかけないようにと工面をし、
従業員の再就職先を探し、何とか退職金が出るようにし、
もちろん自らの退職金などは出るはずもなく、
取引先、銀行、機械の処分、不動産関係のこと、法的な手続きなどの残務処理・・・、
最後の最後まで誠実に会社を閉じるという大仕事をしている経営者、
私はそんな経営者の背中を「美しい」と思うのです。

何かを始めていく時は希望に満ちていて、活力がみなぎり、
「よし、やるぞ!」という前向きな「美しさ」があります。
新しいことに挑戦していくという魅力と言ってもよいでしょう。

しかし、今までやってきたことをやめなければならなくなった時、
そこには何かを生み出していくという前向きなものが1つもないにも関わらず、
それでも自暴自棄にならないで、そして投げ出さないで、
最後まで責任を放棄せず、誠実に対処している人に「美しさ」を感じるのです。

その「美しさ」は、スポットライトが当てられているきらびやかなものではなく、
神の形に似せて造られた人間本来が持つ内側からの「美しさ」だと思うのです。



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コメント

あたしは最低賃金でバイトしてる...
お金を稼ぐって大変だね
2009-10-29 Thu 07:54 | URL | かおり [ 編集 ]
Re:
かおりさん、どうもです!

バイト、がんばってるんや~。
兵庫県の最低賃金は721円かな?
北海道は678円なんやけど、
それよりも安いところがあるとか、ないとか・・・。
2009-10-29 Thu 21:15 | URL | ひよ [ 編集 ]

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