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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

「いい人」 【No.13】

 やっぱり驚きました。SMAPのK君の報道。(本当は君ではなく容疑者」と記した方がいいのかもしれません)だいたいにおいて同情的なコメントが多いく、昨晩の記者会見での冒頭でも、誠実に反省の弁を述べていたと思います。

 彼は「いい人」キャラだったと言われています。見てはいませんが、確か同名のTVドラマの主演だったように記憶しています。お詫びの言葉を述べている彼も、「いい人」さがにじみ出ていたように感じました。

 私が高校の社会科教師だった頃、「倫理」の時間に「『いい人』ってどんな人のことだろう?」とみんなで考えたことを思い出しました。いろんな意見があった中で、みんなが大きくうなずいたものに、

「あなたと一緒にいると、自分が『いい人』のように思えてきます。
そんなあなたこそ、本当に『いい人』です」

というものがありました。今でも私は大きくうなずきます。

 それから数年後、カトリック作家・曽野綾子さんの『「いい人」をやめると楽になる 敬友録』 という本の題名に驚き、読み終えてうなずくところがたくさんありました。(もちろん、いつものBookOff105円で買いました!文庫本もあるようです)

「いい人」

 「まえがき」に著者は以下のように記しています。

 「いい人をやめたのはかなり前からだ。
  理由は単純で、いい人をやっていると疲れることを知っていたからである。
  それに対して、悪い人だという評判は、容易にくつがえらないから安定がいい。
  いい人はちょっとそうでない面を見せるだけですぐ批判され、
  評価が変わり、棄てられるからかわいそうだ」



 だいたいにおいて、この曽野綾子さんは物事を斜めから見ておられる方です。「斜め」から見ることが良いこととは思えないのですが、多角的に見ることによって、物事のいろいろな面が見えてくるのは確かです。

 たとえば「努力家」って「いい人」に決まっていると思います。でも曽野さんは、自分を努力家と思っている人のことを以下のように言っています。

 「努力家と言う人は、ほんとうは困った存在だと思う。
  怠け者を自覚している人は、自分にも他人にも会社にも負い目があるから、
  けっしていばらない。その結果、自分の本質と評判がかなり一致する。
  しかし努力家は、自分は正当なこと、立派なことをしていると思いこんでいるから、
  他人も自分と同じようにすること、他人が自分に感謝と称賛を送ることを、
  必ず心の中で要求している」



 決して「努力」を否定しているわけではありません。曽野さんは、「偽善」に対してとっても敏感なお方なんだろうと察しています。読んでいて、胸がすく思いがする時や、「チクリ」とする時もあります(笑)

 「いい人であろう」とすること、「いい人でいなければならない」ということは、むしろ不健全であり、人間は誰しも完ぺきではないのだ、ということが曽野さんの言いたいことだと思います。

 「お酒を飲み過ぎたのは、僕の弱さです」と言ったK君。自分の弱さを誠実に認めることができる人は、本当の意味で「いい人」だと思います。K君、以前はそんなに意識してあなたのことを見ていませんでした。でも、昨日の記者会見の冒頭を見ただけですが、これからは、何故かあなたのことを少し応援したくなるような思いでいます。

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