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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

置き薬 【No.209】

前任者から引き継いで、教会に訪問販売の置き薬を置いています。
「使わんやろうな~」と思っていたのですが、
思いの他、時々使っています。

教会は公共の要素も強いので、
不特定多数の人々のために不測の事態に備えておく必要があります。
夏に訪れてくれた大学生が喉の痛みを訴えた時、
その他、時々使っていました。

置き薬

この置き薬は、無料で薬屋さんが置いてくれます。
2か月に1度ぐらいの訪問時に、使用した分だけ支払います。
薬には消費期限があるので、古くなったものは取り変えてくれます。
もちろんそれも無料です♪

こちらで薬が指定できないということはありますが、
応急処置的なものとしては、この置き薬で充分です。

年末にセールスマンと雑談をしながら清算をし、
この置き薬の存在のことを思っていると、
以前に読んだ三浦綾子さんの文章(童話)を思い出しました。


  ぼくは、自分はいったい、
  この世に何のために生きているのか、と思うことがあります。
  
  ぼくはここの家に買われてきて以来、
  只の一度も使われたことがないのです。
  
  箸やお茶碗は、三度々々使われて、毎日のように洗ってもらっています。
  ぼくは、ろくすっぽ、はたきさえかけてもちえません。
  
  靴や机やカーテンや、バケツや冷蔵庫など、
  なんと毎日人の役に立っていることでしょう。
  
  ある時、この家の娘が言いました。
  「台所にこんなものを置いておいて、邪魔じゃないの。物置の隅に置いたら?」
  
  ぼくはその言葉を聞いて、本当に悲しく思いました。
  
  この家は近く取り壊しになるそぅです。
  そしたらぼくは、結局何の役にも立たず、
  一生を終わることになるのではないでしょうか。
  
  え? ぼくの名ですか。
  
  ぼくは消火器です。


そこにいる、その存在、それだけで、
否、その存在こそが、実は大きな意味があるのでしょう。
もちろん、それはどんな人にもきっとあてはまることなのでしょう。


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