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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

忸怩たること

 「愛するということは、おたがいに顔を見あうことではなくて、いっしょに同じ方向を見ることだ」(“Love is not just looking at each other, it's looking in the same direction.”  )という言葉。どことなく、誰かから聞いた言葉なのですが、どなたの言葉なのかを知らずにいました。同じ方向を見つめることができるって、幸いなことだなあと思っていました。

 それが昨年、たまたま読んでいた文庫本の中に、まさに思いがけず発見したので驚きました。その本は、サン=テグジュペリの『人間の土地』(堀口大學 訳)の中にあったのです。

 サン=テグジュペリと言えば、『星の王子さま』ということですが、本そのものは読んだことがなく、幼少時にアニメで見たことがあるだけでした。どうして有名な『星の王子さま』を読んでいないのかと考えると、もしかしたらこのアニメの主題歌を、幼稚園の謝恩会のようなところで、母と二人で歌った時のトラウマがあるのかもしれません(冗談です)。何故かマラカスを片手に、輝く丸坊主頭の私が母と一緒に強制的に歌わされている写真があり、恥ずかしさ120%です。

「人間の土地」

 ちょっと難しいところ、忍耐が養われる箇所もあったこの『人間の大地』ですが、ところどころに「う〜ん」としばし本から目を話して考えながら噛みしめるような、心に残った言葉がありました。

「人間であるということは、とりもなおさず責任をもつことだ。人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩たることだ。人間であるということは、自分の僚友が勝ち得た勝利を誇りとすることだ。人間であるということは、自分の石をそこに据えながら、世界の建設に加担していると感じることだ」“To be a man is, precisely, to be responsible. It is to feel shame at the sight of what seems to be unmerited misery. It is to take pride in a victory won by one's comrades. It is to feel, when setting one's stone, that one is contributing to the building of the world.” 



 「忸怩」(じくじ)というのは、「心のうちで恥じ入るさま」という意味だそうです。何を恥ずかしく思うのかということが、自分に問われているようです。マスカラを片手に歌わされたことを恥ずかしく思っていた頃と変わっていないようであれば、それこそ忸怩たる思いですね。


PS.ちなみにこの『人間の大地』の最後の一文は、以下のように閉じられています。「精神の風が、粘土の上を吹いてこそ、はじめて人間は創られる」。ここに創世記1章2節を思い起こすのは、読み込みでしょうか。

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