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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

真夏の夜の訪問者

 北海道に移り住んで10年目、夏の風物詩である蚊に刺されたことがありません。何故かはよく分からないのですが、教会の周辺には蚊がいないようです。それでも蛾などの虫はいるので、もちろん窓には網戸をしています。

 そんな先月のある夜、ベッドの中で本を読んでいたら、「バサバサ」っという音と気配に驚かされました。LEDランプのすぐ傍に、何と蜉蝣(かげろう)がいるではありませんか!近くに川が流れているからでしょうが、蜉蝣が迷い込んできたのは初めてです。寿命の短い蜉蝣、「ちょっと大きい・・・。どうしようかなあ」と思いつつ、しばし夜中の訪問者を眺めていました。

20180719かげろう
(2018年7月19日 蜉蝣)

 「かげろう」と言えば思い出すものに、「紀州銘菓かげろう」があります。いやあ、懐かしい。どなたからかのお土産でいただいて、何度か口にしたことがあります。もちろん虫の「蜉蝣」味がするというわけではありません(どんな味やねん!笑)。蜉蝣ではなく、陽炎の方ですね。「柔らかくふわっと焼き上げた生地は口の中に入れた瞬間、優しい甘さのクリームと共に消えていく食感。まるで、浜辺に漂う陽炎(かげろう)の様に、儚いイメージということからこの名前がつきました」とのこと。そうそう、ふわふわっとした優しいお菓子です。

紀州銘菓かげろう
(「紀州銘菓かげろう」のHPより)

 さらに「かげろう」と言えば、「愛はかげろうのように」という洋楽がありましたね。私はどこかで聞いたことがあるようなメロディというぐらいの知り方なのですが、歌詞を見ると「ふーむ。はかないなあ」という感じです。

 そして「かげろう」と言えば、何よりも思い出されるのは、吉野弘の「I was born」という詩です。生まれるということは、能動態ではなく受動態であることを認識した時の父との会話。そこにも、はかなさがあります。(このことについて、過去の記事で短歌にしています→「皆まで言う」)

「主よ、人のいのちの、いかに短く、すべての人の子を、いかにはかなく造られたかを、みこころにとめてください」詩篇89篇43節



 人の夢と書いて「儚い(はかない)」と読みます。自らのはかなさを思い、そのはかない自分を御心にとめてくださっている方がおられることを知る時、はかなさは永遠なるものへの憧れとなるのでしょう。

 夜中の訪問者、蜉蝣をそっとテイッシュで包んで、窓の外から逃してやりました。すると隣のマンションから、眠れぬ赤ちゃんの鳴き声が、夜空にこだまにしているのが聞こえてきました。

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