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北の大地で 星を数えながら

~日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など 小さくても星のようにキラリ☆光ることを 分かち合えればいいなぁ~

落とし穴 【No.352】

「ギデオンはそれで、一つのエポデを作り、彼の町のオフラにそれを置いた。
 ・・・・それはギデオンとその一族にとって、落とし穴となった」
                         士師記8:27

先週、聖書で1日1章を読んでいる時に、心に留めた言葉です。
この8章の後半、ギデオンの晩年の記事は、大きな戒めとなる出来事です。
「自分の生涯に何を遺す(のこす)のか」が問われています。

ギデオン一族に「この国を治めて欲しい」というような民の願いを退け、
「主があなたがたを治められます」と言ったギデオンは立派です。(22-23)
権力に固執しないギデオンの潔さがあります。

しかし金銭には弱かったようです。(24-26)
1700シケル(約20キロの金)相当の金の分捕り物が集められました。
その他の高価な分捕り物がありました。
それら全部でエポデ(祭司服)を作ったとは思われません。
残った物は自分のふところに納めたのでしょう。

ギデオンには70人の子どもがいたから、
それ相応の財産が必要だったことでしょう。
しかし70人もの子どもがいるのは、人数が分からないほどの大ぜいの妻と
そばめがいたからです。
これらは申命記17章17節で戒められていることですが、
ギデオンはどうやら自分の欲望を治めることができなかったようです。

gideon

さらに特に「落とし穴」と言われているエポデ、
大祭司が着る着物を何のためにギデオンは作ったのでしょうか。
ギデオンがこのエポデを着たのかどうかは分かりません。

しかし人々はこのエポデを見る時、
「ギデオンのおかげで大勝利することができた」
そうやって神様ではなくギデオン自身に人々の目が注がれることになります。
権力を拒んだギデオンでしたが、名誉は欲しかったのです。

どうしてギデオンは、かつて(6:24)のように祭壇を築かなかったのでしょうか。
神を礼拝する祭壇をこそ築き、神に感謝を捧げるべきだったのです。
民の目を神に向けさせることこそ、士師の大きな務めのはずです。

ギデオンはエポデという一見それらしい宗教的なものを作り、
しかしその実は神よりも自分に目を向けさせることになるものを作ったのです。
やがてそのことが大きな落とし穴となり、9章の悲劇が起こります。

私は牧師として何を遺す生き方をしていくのかが問われています。
立派な宗教的な建造物、「あの先生はよくやってくれた」という名声、
そういうものから本当に自由になっているのかが問われます。

牧師は牧師として、信徒は信徒として、
人は人としてそれぞれが聖書から問われることでしょう。

財産や名誉を遺すのか、欲望の結果の争いを遺すのか、
一見正しい理由付けがなされていたとしても、
それは「落とし穴」のように微妙なものもありそうです。

いつまでも残る大切なもの、
真に遺すべきものを見誤ることがないようにしたいと思うのです。




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